

2月1日からお酒を手放して、もうすぐ3ヶ月が経ちます。
あんなに浴びるように飲んでいたのに、
今では「お酒を飲まない生活」がすっかり自分に馴染み、
やめたことすら忘れてしまいそうなほどです。
今回は、お酒という強い刺激(ドーパミン)を手放したことで、
私の心と体にどんな変化が起きたのか。
備忘録も兼ねて、みなさんにお話しさせてください。
究極の土台「食う・寝る・出す」が整うと、幸せの総量が爆増する
一つ目の大きな変化は、
生命の根幹である「すっきり出し、ゆったり食べ、ぐっすり眠る」
つまり「食う・寝る・出す」の質が圧倒的に高まったことです。
お酒をやめて内臓の疲れがとれ、腸の炎症が治まったことで、
毎日の排便がびっくりするほどスムーズになりました。
これが、とにかく気持ちいい!
これだけで丸一日幸せな感覚に浸れます。
すっきり出せると、毎度の食事の質も上がります。
とにかくご飯が美味しいのです!
なんてことない炊きたてのご飯や、季節のお野菜を入れたお味噌汁を一口食べるだけで、
「この世界にこんなに美味しいものがあったなんて!」と細胞がよろこぶ感覚があります。
そして、強い刺激に脳を浸さなくなったことで、
夜は泥のように深く、ぐっすりと眠れるようになりました。
朝起きた時の「完全にスイッチを切って、しっかり休んで再起動した」
という感覚は、何にも代えがたい喜びです。
この土台が健やかに保たれているだけで、人生の「幸せの総量」が爆増したのを感じています。
自然のうつくしさに立ち還る、「滋味深い」よろこび
二つ目は、日々の季節の変化や、自然のうつくしさに、
しっかりと心を留められるようになったこと。
爽やかな風の香り、しっとりと降る雨の音、
目にまぶしい新緑のグラデーション、鳥たちの鳴き声……。
そうしたなんの変哲もない「ケ(日常)の喜び」に全身を浸し、
しみじみと味わう余白が生まれました。
以前は、こうした些細なことを「つまらないもの」として意識の外に置いていました。
でも、強い刺激がなくても、ただそこにある自然と交わるだけで、
私たちは十分に満たされるようにできているのですよね。
比較相対から抜け出し、唯一絶対の「いまここわたし」にくつろぐ
そして三つ目が、個人的には一番大きな変化です。
お酒をやめてからこっち、誰かと比べて「私なんて」と落ち込んだり、
「私のほうが正しい!」と固執したりする「比較相対」の意識が、ガサッと抜け落ちてしまったのです。
ドーパミンとは「これをやれば満ち足りるはずだ」
という期待感とともに分泌される物質です。
かつての私は、誰かと比べることで生まれる「欠乏感」を麻痺させるために、
お酒という手っ取り早い快楽を求め、ドーパミンの奴隷になっていました。
でも、「食う・寝る・出す」が整い、「ケの喜び」をしみじみ味わえるようになると、
脳内には「もう十分に満ち足りていますよ」という完了のサインである
セロトニンやベータエンドルフィンがしっかり分泌されるようになり、
強い刺激を狂おしいほどに求めることは一切なくなりました。
「なにかを満たすために行動する」のではなく、
「すでに満ち足りている」というゆるぎない感覚にただただ落ち着く。
比較対象が存在しない、「いまここわたし」という唯一絶対の安心の世界に、
心の底からくつろげるようになりました。
依存対象を「無理に断ち切らない」というアプローチ
私たちは人間ですから、お酒、ゲーム、SNSなど、
何かしらに依存してしまう生き物です。
なぜ強い刺激に依存してしまうのか?
それは、「何かが欠けている」「いまの自分じゃダメだ」という
強烈な「欠乏感」、つまりは「心の痛み」があるからです。
その痛みからなんとか逃れるために、強い刺激を追い求めてしまうのです。
だからこそ、依存の対象を「気合で無理やり断ち切る」ことはおすすめしません。
「杖」を取り上げられたら、歩けなくなってしまうからです。
依存状態から抜けるために必要なステップは、大きく分けてこの2段階があります。
1. 痛みを直視し、癒す(クリアリング)
「それがないと生きていけない」と感じるほどの痛みや欠乏感の大元は何なのか。
そこを優しく見つめ、「あるね」の光を当てて解放してあげること。
2. 「滋味深いよろこび」に心を開ききる
強い刺激がなくても、炊きたてのご飯の味わいや風の香り、雨の音などを感じることで、
すでに自分は十分に満たされている(セロトニン的よろこび)ことに気づく。
「幸せになるために何かする」のをやめて、
「すでに幸せである」安心感をいまここで味わってしまうこと。
この2つを、同時に、じっくり、ていねいに行っていく。
すると、思ったよりも「あっさりと」次の世界の扉が開かれます。
「煩悩即菩提(ぼんのうそくぼだい)」という言葉があります。
泥のような苦しみや強い依存があったからこそ、さとりの世界(蓮の花)が開かれる。
「これまで」の自分と人生を丸ごと肯定し、受容した上で、
「これから」の物語を、健やかに選び直していく。
新しい世界への扉は、いつだって私たちを歓迎してくれています。
ほんとうに、もう、戦わなくていいんですよ。
【お知らせ】
「Curian Lab 49(通称・キュリラボ)」メンバー募集中。
キュリラボでは、依存対象と自分を無理に切り離すような苦しいことはしません。
誰かや何かと「戦う」世界から抜け出し、しみじみとしたよろこびをベースに、
新しい世界を軽やかに選び直し、健やかに構築していく。
そんな自分への四十九日間のシフトの旅、ぜひご一緒しましょう。