【めぐりはぐくみライフ実践日記 vol.2】コンポスト生活バンザイ

どうがんばっても映えない写真でスミマセン。
こちら、我が家のコンポストさんです。

ずっとずっと、コンポスト生活に憧れていたんです。
自分たちの営みを、自然の循環の中に「還して」いけるって、
すごく素敵だし、なによりも自然なことだよなあ、って。

ほんの一年前まで横浜という名の「都会」に住んでいた私。
家庭から出た生ゴミを堆肥化して土に戻せるコンポストに興味はあれども、
そうは言っても、正直なところ、臭いとか、虫とか、いろいろ心配だし(集合住宅住みにはなおさら!)、
ズボラな私にコンポスト生活が続けられるのかもぶっちゃけ不安だし、
なにより、当時は自分たちの庭や田畑を持っていなかったので、
生ゴミを土に戻したところでその行き先も定まらず……

ってことでいまいち踏み切れない数年をウダウダと過ごしていたのですが、
このたび、奈良に引っ越しまして、無事、自分たちの畑も手に入れて(レンタル畑だけど)
堆肥の活用先が見つかったところで、いざ、コンポスト生活スタート!

最近のコンポストって、いろいろあるのね〜。
私が使っているのはコチラの商品。

MATIMARUコンポストバッグ(44L)
https://amzn.asia/d/9YMckiJ

不織布で作られたバッグ型コンポスト。
プラスチック製のバケツ型コンポストは、なんとなく、景観を損なう感じがしたので(あくまで私の主観です!)
我が家のバルコニーに設置する気にはどうしてもなれず。
こういうシックな色合いのコンポストがあるのはありがたいです。

コンポストバッグに、ホームセンターで買ってきた腐葉土と
発酵促進剤を入れて、さくっと混ぜて、あっという間に準備完了。
あ、発酵促進剤はこれを使いました。

MATIMARU発酵EX
https://amzn.asia/d/6v5S1ZF

ここに、日々の生活で出る生ゴミを次々に投入。
我が家は、基本的には、卵と、お出汁の成分のお魚以外、
動物性のものは食べないので(外食では美味しくいただきます!)
出る生ゴミは野菜くずがほどんど。

調理中に出た野菜の皮を、使っていないフラワーベースに一旦入れておいて、
調理後、包丁で細かく刻んで(こうすると分解が早くなるけど、そのままでもOK)
コンポストの蓋を開けて、生ゴミを投入して、スコップでかき混ぜて、ジッパーで蓋をして、終了。
毎朝のコーヒータイムのあとは、コーヒーかすも入れています。
お茶っぱもじゃんじゃん入れてます。
たま〜に水も入れて混ぜ混ぜします。

か、カンタンすぎる……!
こうしておくだけで、土中の微生物たちが、生ごみをどんどん分解してくれます。

卵の殻とか、とうもろこしの芯とか、玉ねぎの外皮とか、栗の鬼皮とか、
そういった固いものは、ほかのものに比べて速度は遅くなるけれど、
でもいずれはちゃんと分解されるので、うちでは構わず入れてしまっています。

心配していた臭いもぜんぜんないし
(発酵臭はむしろ「いい香り」です。あと、コーヒーかすの消臭効果もあるかも)
虫も、いまのところは、ぜんぜん湧いてないです。

手間も、思っていたよりも、ぜんぜんかからない。
むしろ、もっともっと手間をかけたいぐらい!(笑)

コンポストの中の、目に見えない微生物たちが、健気で、可愛くて、ありがたくて仕方がないんです。
ペットを飼っているみたいな気分で、積極的にお世話させてもらっています。
毎日、コンポストの中身を、至福に浸りながら(悦に入りながら)混ぜ混ぜしています。

コンポスト生活、はじめてまだ間もないけれど、めちゃくちゃ快適です。
何度も言うけど、自然の循環の中に、自分たちの生活から生じたものを戻していけるって、
すごく気持ちがいいし、ストレスがないです。

あと、家庭から出るゴミの量が如実に減った!
これもすごく嬉しいこと。
ゴミ処理にも、多額の税金がかかるし、環境負荷もものすごく大きいので。

ゴミ→出して終わり。
生活排水→流して終わり。

そんなわけないからね。
出した先、流した先が、ちゃんとある。

終わり、の、その先が、ちゃんとあるんだよ。
終わり、の、その先が、あたらしいはじまり、につながって、
循環の輪が完成するまでに、いろんな「はたらき」があるんだよ。

コンポスト生活を始めて、あらためて、強く実感しました。
「その先」に、責任が持てる生活って、いいな、って。
なんていうか、やっぱり気持ちいいし、すごく理にかなっている感じがするんです。

私たち人間も、いずれ「土に還る」存在です。
死んで終わりのいのちじゃない。
「その先」を、生きているうちに実感できる生活って、豊かだなって思うし、
なによりもほっと安心できるんです。

とはいえ、今はほとんどが火葬だからね。
現在の火葬って、高温で一気に焼いちゃうから、骨がセラミック化して、
土に還らない(そりゃなが〜〜〜い目で見ればいずれは還るんだろうけど)物質に変えられてしまうらしいよ……。
衝撃の事実!

かと言って、土葬は土葬で、実際にはあれこれ問題があるらしく……。
(「土葬」「問題点」とかで検索するといろいろ出てきます。)

欧米では「ヒューマン・コンポスティング」という、
バイオテクノロジーを使って、遺体を堆肥化するあたらしい葬送法も、少しずつ広まりつつあるらしいです。
私がこの世を去る頃には、日本でもこの葬送法が認可されて、一般的になっているといいな。

あれこれ書きましたが、とにかく、コンポスト生活バンザイ! ってこと。
興味はあれども踏み切れない方の背中を押せたらうれしいです。

関連記事