【めぐりはぐくみライフ実践記録 vol.8】「食糧がないなら、食べなければいいじゃない」──少食が世界を救う、という話。

※こちらは小出遥子noteからの転載になります。

昨日配信したポッドキャスト、タイトルに「※ちょっと過激です」と注意喚起を入れたのに、
実際自分で聞いてみたら、別にほとんど過激なことはしゃべっていませんでした(笑)。

🎧 第2回「昨今の食糧問題から、真にサステナブルな食のあり方について考える(※ちょっと過激です)」
👉 Spotifyで聴く

むしろ、ちょっと綺麗にまとめすぎた感がある。
ほんとはね、もっともっと「物議を醸す」ようなことも言うつもりだったのですが、
ちょ〜〜〜っと、忖度しちゃったね。

ダサい! 自分、ダサいよ……!

ってことで、後出しジャンケンっぽくて、これまたダサいけど、
「ほんとうはこんなこと語りたかったんです」ということを以下に記します!

私が言いたかったのは、これです!
じゃん!!!

🍽️ 「食糧がないなら、食べなければいいじゃない」

きゃーーー、KA・GE・KI☆★☆★☆★
刺激的にもほどがある!!!

……まあ、ここまでのことは言わなくても、
「今あるものに感謝して、大切にいただけばいいじゃない(たとえ食事量が「激減」しても)」
ぐらいのことは言っちゃってもいいかな! と。

🌾 「採れたものを、採れた分だけ」いただく

ポッドキャストの中でもお話ししましたが、
「採れたものを、採れた分だけ、感謝の中で美味しくいただく」
このマインドの大切さを、あらためて強調したいのです。

これはなにも、自分たちで育てたお米やお野菜に限った話ではありません。

スーパーで買う食品も、すべては「自然のめぐみ」そのもの。
供給量が少ないなら少ないなりに(「ない」なら「ない」なりに)、
ご縁に感謝して大切にいただく──その姿勢は変わらずに持っていたい。

必要以上に欲しがらない(=食べたがらない)。
今「ある」もの、めぐまれたものに感謝して、美味しくいただく。
これで十分なんじゃないかな、って。

🕊️ そもそも、人間はそんなに食べなくても生きていける

そう。
人間ってね、
そもそも、そんなに食べなくても、十分健康に生きていけるんです。

最近では「朝食は軽めに」というのが新常識になりつつありますが、
まだまだ「朝昼晩と3食しっかり食べないと力が出ない」と信じている人も多い。

実際、私自身、実家に帰ると、いまだに両親から
「3食きっちり食べなさい!」と叱られます(笑)。

☕ 私の食生活は「1.5食」

私はもう10年以上、一日ほぼ1.5食の生活を続けています。

朝はコーヒーのみ。
お昼は昨日の残りのお味噌汁に、手作りの濃縮甘酒(甘糀)をティースプーン1杯プラス。
それで十分満たされます。たまにお昼を抜いても問題なし。

間食もほとんどせず、夕食は野菜中心の一汁一菜。
お酒を飲むときのおつまみも、生野菜スティックとかが多いです。

たぶん私の一日の総食事量は、一般的な大人の3分の1以下
それでしっかり動けるし、むしろ3食食べていた頃より健康です。

(生理周期も整ってPMSも改善、平熱も37度近くに!)

💡 少食は「体質」ではなく「意識」の問題

「あるねぇの場合、少食が体質に合っていただけでしょ?」
そう思う方もいるかもしれません。

でも、私はこれは体質より意識の問題だと思っています。

まず、「人間はそんなに食べなくても健康でいられる」ということに対して
疑いをなくせるかどうか

信じるよりも、「疑いをなくす」。
そのためには、少しずつ実践して、自分の心身で確かめること。
それが一番確実です。

🌙 「ちょっとおなかが空いている」時の心地よさ

いきなり、私みたいな食生活を送って欲しい、とは言いません。

でも、まずは毎食、一口分だけ減らす。
それがうまくいったら、次は二口分減らしてみる。
いい感じに量が減っていったら、次は食事の質をより軽いものに変えてみる。
そうやって少しずつ、自分の心と体に相談しながら進めてみてください。

やがて、「ちょっとおなかが空いている感覚」が心地よく感じられるようになります。

「空腹=不幸」じゃなくて、「空腹=幸福」

これを感じられるようになったら、もう大丈夫です。

🌍 食べ過ぎが世界を壊す

現代人、はっきり言って食べ過ぎです。
食べ過ぎと、そのベースにある依存的な態度は、自分の健康だけでなく、
地球環境にも大きな負担をかけています。

自分が食べるものを、遠くの顔の見えない他人に作ってもらって、
知らない誰かに運んでもらって、売ってもらって、それをお金で買う。
そして食べきれなかったものを平気で捨てて、それをまた顔の見えない誰かに処理してもらう。
食べ過ぎて病気になったら、医師や薬に頼りきりで「治して」もらう……。

このシステムそのものに、そもそも「不自然」が潜んでいる。
っていうか、あまりにも「依存的」です。
ここに関して、私たち、もう少し「痛み」を感じてもいいはずなんです。

多量の農薬、輸送コスト、食品ロス、医療費負担増……
そのすべて問題の根っこに、思考停止&感性麻痺からの「食べ過ぎ」があります。

ちゃんと、感じて、考えないと。
私たちに備わった想像力は、こういうところにしっかり使おう。
「見えない」からといって、なかったことにはできないのだから。

🇯🇵 一日一食分減らすだけで変わる世界

たとえば、日本人全員が一人につき一日一食分減らすことができたら、
それだけで多くの社会的問題に解決の糸口が見えてくるはずです。

それは極端だし、現実的じゃないよ、って? 
そうかもしれません。
でも、気づいた人から動かないと

食糧危機は、もう日本でも始まっています。
決して「対岸の火事」なんかじゃない。

🌾 少食が自分と世界を救う

環境問題を「自分ごと」として考えるのが難しくても、
せめて「これからの食糧難をサバイブするため」に、
少食でも生きていける自分を今から育てておく。

それは、これからの時代に必要な“生きる力”そのものです。

少食が世界を救う
本気で、そう信じています。

机上の空論で終わらせたくない。
このことについては、またじっくり語らせてください。

関連記事