【日記】2025年6月1日(日)曇りのち晴れ 薬師寺と麒麟と彼女のビジョン

7時半起床。

起き上がったら左の膝の内側がかなり痛い。
歩けないほどではないけど、曲げ伸ばしをすると痛みが走る。
治ったと思っていたんだけど、まだまだ無理は禁物だったか。

調べてみると、どうも鵞足炎(がそくえん)というやつらしい。
もともと筋力がそんなにない人が、急に強度の高い運動をするとなりやすいんだって。
対処法としては、まずは運動を中止して、しっかり足を休めること。
痛みが引いてきたら、足の筋トレをしっかりやって、筋力をつけること。
とくに内転筋とか内側広筋とかを鍛えると良いらしい。

またしばらくジョギングはお休みかな。
無理はしないように、少しずつ距離を伸ばしていたつもりだったのだけれど、
数十年分の運動不足、筋力不足は、一朝一夕に解決するものでもないらしい。
悲しい……。

でも、私にはフィットネスバイクがある!(部品足りなかったけどな!)
バイクなら、膝を痛めていても、足に負担をかけずに筋トレできるし、
さらに有酸素運動にもなって、脂肪も燃やせて、一石二鳥!
早く代わりの部品来ないかな〜。

今日は丸一日お出かけの予定。
まずはお風呂に入って、身支度を整える。
9時半頃家を出て駅に向かい、近鉄線で西ノ京駅へ。

10時半に『7つの習慣』をいっしょに学んでいる仲間のひとり、静さんと合流。
近況を語り合いながら薬師寺さんへ向かう。
静さんのご友人が、薬師寺のお坊さんとご結婚されているということで、ご紹介いただくことになったのだ。
なんとありがたいご縁だろう。

薬師寺さんには、私個人としても、昔から大変お世話になっている。
20代後半から30代前半まで、人生に迷いまくっていた私は、
暇さえあれば、当時住んでいた東京から、京都や奈良にひとり旅に出かけて、
ありとあらゆるお寺さんを訪ねては、仏さまのお像に向かって手を合わせ、

「私の人生、マジでどうにかしてください!」

って、超切実にお願いしていたのだ。

願いが聞き届けられたのか、というか、そうこうしているうちに、
自分の中で「ちゃんと生きよう」という思いが育ってきて、
仏教の教えについても真剣に学ぶようになって、おかげさまで、
少しずつ、少しずつ、「ちゃんと生きる」を実践できるようになってきて、
もう、お寺に行っても、感謝の気持ちしか浮かんでこないぐらいにまでなったのだが、
このプロセスには、やはり、数々のお寺さんでの「自己対話」が必須だったな、と、
今になって思うのだ。

日本のお寺ほど、自己対話が深まる「舞台装置」もそうそうないと思う。
ありがたいことです。

薬師寺さんにも、当時、何度も、何度もお参りさせていただいて、
そのたびに、大きく支えてもらっていた感覚がある。
今日、薬師三尊の前で、深いところからお礼を伝えさせていただけてよかった。

ゆっくりお参りさせていただいてから、一度境内を出て、
薬師寺近くのお蕎麦屋さんへ。
香り高くて最高に美味しいお蕎麦をいただきながら(日本酒も飲んじゃった!)静さんとじっくり語り合う。
話題は、主に、静さんの今後のビジョンと、それをいかに実現させていくか、ということ。
聡明でユーモア溢れる、美しい静さんのビジョンは、
そのまま、ご本人の在り方を反映しているかのようなものだった。

ビジョンがやってきている、って、それ自体、ものすごい奇跡なのだと思う。
ビジョンの方が、人を選んでいるのだと思う。
受け取ったからには、その実現に、文字通り、いのちをかけていかないといけないんだ。

静さんのビジョン、お聞きしているだけで、ものすごくワクワクした。
ビジョンの方が静さんを選んだのだ、と、ごく自然に思える。
実現したら、ほんとうに、たくさんの人のよろこびにつながる、ほんもののビジョンだと直感した。
もちろん、静さんご本人の大きな喜びにも。
応援します!

お蕎麦を食べ終わって、再び薬師寺さんへ。
門のところで、静さんのご友人、奈緒美さんがお待ちくださっていた。

一目お見かけした瞬間から、奈緒美さんの美しさや、
凛としていながら開かれた雰囲気にぐぐっと惹きつけられた。
なんて魅力的な方なんだろう、って。
っていうか、何か、私と、とても縁の深い人のような感覚があったのだ。
私、キモいね〜(笑)。
でも、私のこういう直感、外れたことがない。

奈緒美さんのご案内で、あらためて薬師寺の境内を一周させていただきながら、あれこれお話を。
ご自身も僧籍をお持ちの奈緒美さん、深いところから仏の智慧に触れていらっしゃることが、
その佇まいやお話から、静かに伝わってくる。

静さんもそうだけど、私は、聡明で知的な美しい方(知性は見た目にあらわれる)が、男女問わず大好き。
ほんとうの意味で頭の良い方って、少し言葉をかわしただけですぐにわかるよね。

奈緒美さんは、全国紙の現役記者さんであり(しかも大きなポストについていらっしゃる!)
平日は大阪に通いながらバリバリに働いていらっしゃって、
同時に薬師寺さんでのお仕事もされていて、
さらにお子さんも育てていらっしゃるという、ほんとうに素晴らしい方。

もちろん、ものすごく努力をされているのだろうけれど、それをまったく表に出さない。
細やかなお心遣いが随所ににじむ方。
お話ししているだけで、私もがんばろう、って自然に思える。
私も、まだまだやれる。
やるぞ〜!

写真は薬師寺で奈緒美さんが撮ってくださったもの。
静さんとヘアバンドがおそろい。

一通りお参りしたら、薬師寺の目の前にある西ノ京珈琲さんで三人でお茶。
美味しいチーズケーキとカフェインレスコーヒーをいただく。

ここでの話題も、静さんのビジョンと、その実現の道のりについて。
奈緒美さんと私で、圧高く(笑)静さんを全力で励まし続ける。
静さんの前には、いま、大きな龍(麒麟?)がやってきている。
乗らない手はないよ! 絶対に、面白いことになるよ!
静さんの退路を断つために、三人のLINEグループまで作り(笑)
物語の行く末を追わせていただくことに。
これからがほんとうにたのしみ!

チャレンジのない人生なんかつまらない。
チャレンジこそが、人生を面白くしてくれるって、私も毎日思っています。
(毎日逃げたいけどね! とくに6月22日の東本願寺講演! 正直ガクブルだわ!)

奈緒美さんにたくさんお礼をお伝えしてカフェの前でお別れし(きっとまたすぐに再会できますね!)
静さんといっしょに近鉄線に乗り、大和西大寺へ。
大阪方面に向かう静さんとはここでお別れして、
私はひとり、西大寺のショッピングセンターへ。
道すがら、安倍元首相が撃たれた現場と思しき場所を通ったので、手を合わせる。

無印で事務用品を買い、スタバでマンゴーソーダを飲みながら、
「あるね文書」についての新しいアイディアをまとめる。
6月中に出せるんだろうか……と不安になったけど、出す一択でやっていくしかない!

のんびり電車に揺られて最寄り駅に戻ってくる。
お魚が食べたい気分だったので、お気に入りの居酒屋さんを予約して、
流生さんと待ち合わせて二人で入る。

流生さんはここ最近、100キロマラソン(ウルトラマラソン)に興味を示していて、
少しずつ練習を始めている。
今日は2時間休まず走ってきたらしい。距離にして17キロぐらい。すごいなあ!

「やりたくないこと」こそ、「やりたいこと」なのかもしれないね、って話をしみじみとしながら、
(この話、結構「深い」と思う。『7つの習慣』における第二領域に関わるところ。)
美味しいお刺身やお肉をたらふく食べて大満足で帰ってきた。
せっかく良質なタンパク質をたくさん摂ったのに、今日は筋トレができなかった。
今日の分は、明日、たっぷりやるぞ〜。

家に戻って、お茶を飲みながらまた少し語って、のんびりと寝支度を整えて、22時頃布団に入る。
今日も大充実の一日だった。

おやすみ、世界。

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