【ポッドキャスト】第3回 “さとり”は日常のすみずみにある──空即是色のめぐりはぐくみライフ

ビデオポッドキャスト『小出遥子のめぐりはぐくみライフ実践ラジオ』。

3回目となる今回は、
「“さとり”は日常のすみずみにある──空即是色のめぐりはぐくみライフ」
というテーマでお話してみました。

↓↓↓

🎙️ 「めぐりはぐくみライフ」――“さとり”を直に生きるということ

私はこれまで、どちらかと言えば、
目に見えない、耳に聞こえない、肌に触れられない、
抽象的な世界のお話をメインで語ってきました。

でも最近では、
「やかん磨きのコツ」とか、「サステナブルな生理用品レビュー」とか、
暮らしの中の超具体的なお話を発信するようになっています。

「あるねぇ、キャラ変した?」と思われるかもしれませんが……
実は、発信の核にあるものは、なにひとつ変わっていないのです。

“さとり”とは、「いのちは、めぐりそのものだ。」という事実を思い出すこと。
そして、サステナブルな暮らしとは、その“めぐり”を直に感じながら生きること。

つまり、同じことを、別の言葉で語っているだけなんです。

🌿 今回の放送のテーマ:

1.“さとり”を暮らしの中で直に生きる

「空(くう)」と「色(しき)」は、分けることのできない、ひとつのいのちの表現。
私にとってそれは、特別な修行の中だけではなく、日々の暮らしそのものの中にあります。

いまの私は、「色即是空から、空即是色へ」という段階を生きています。
“さとり”という抽象的な理解を、肚に落として血肉に変え、
細胞のひとつひとつに行き渡らせ、日々の暮らしの中でごまかしなく体現していくこと。
それが「めぐりはぐくみライフ」という実践なんです。

2.一度止まって考えよう

ヘアケア用品や生理用品など、日用品を選ぶ際に、一度立ち止まって、
「それを使ったあとの行き先」を想像してみる。
生活排水が流れていく先、ゴミの行き先、その先に存在する、森や、海。
「いのちはめぐりそのもの」という意識を持つと、
日々の選択のひとつひとつがおのずから変わっていきます。

3.“さとり”は生活のすみずみにしみ込んでいくもの

「“さとり”は、一瞬で終わるものではなく、
ゆっくり、じっくり、生活のすみずみにまでしみ込んでいくものなんです」

そう教えてくれたお坊さんのことばの意味が、いまようやくわかりはじめました。
頭での理解でしかなかった“さとり”の世界が、
体の動きや日々の選択に自然と現れ、にじんでくる。
そうなってはじめて、真にサステナブルな生活が実現されるのかもしれません。

4.「わたしでないものはなにもない」という視点

木々の葉っぱの一枚一枚も、雨の一粒一粒も、風の匂いも冷たさも。
間違いなく、すべてが“わたし”です。
この事実が肚に落ちていくと、ごくごく自然に、
私たちの体にも、地球にもやさしい選択が増えていきます。
サステナブルとは、世界と自分との境界をなくしていく実践なのかもしれません。

🌸 今回の放送のまとめ

「めぐりはぐくみライフ」は、あたらしい活動に見えて、
実は“さとり”の世界を“地に降ろす”ためのプロジェクトです。
“さとり”を語る時代から、“さとり”を直に生きる時代へ。
日々の暮らしのひとつひとつが、“めぐり”の実感へとつながっていくよう。
“いのり”を込めて、“さとり”を生きよう。

今回の放送のご感想を、Spotifyの方にお寄せいただけますとありがたいです!
応援、どうぞよろしくお願いいたします。

【ポッドキャスト】第3回 “さとり”は日常のすみずみにある──空即是色のめぐりはぐくみライフ
https://open.spotify.com/episode/7ei49HfRUPVCG8vnXLGGdK

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