

※こちらは小出遥子noteからの転載になります。
以前、ちょっと過激な(?)こんな記事を書きました。
【めぐりはぐくみライフ実践記録 vol.8】「食糧がないなら、食べなければいいじゃない」──少食が世界を救う、という話。
https://note.com/yokokoide/n/n5a0b8f6cdf90
今回は、これよりもう少しマイルドに(笑)
私自身が実体験の中で体感している少食のメリットを、体・心・地球環境の三層からまとめてみたいと思います。
👶1. 体が本来の調子を取り戻す
✅ 少食にすることで、疲れにくくなり、体のエネルギーが効率よく回るようになります。
少食生活(だいたい一日1.5食)を続けてきて、いちばんに実感しているメリットがこれ。
とにかく疲れにくくなった!!!
私はもともと、ほんの少量でもなにかを食べると、
すぐにだる〜くなって眠くなってしまうタイプでした。
実際、体の消化活動にかかるエネルギーは、
摂取カロリーの 約10〜15% に相当すると言われています。
具体的には:
・一日2,000キロカロリー摂取 → 200〜250キロカロリーが消化に使用される
・200キロカロリー=ジョギング約30分程度の消費エネルギー
これって、かなり大きい数字です。
そりゃ、疲れて当然です。
食事の量や回数を減らすことで、
この「消化のために奪われているエネルギー」を大幅に節約できます。
体はその分、他の活動や細胞のダメージ回復にエネルギーを回せるようになる。
私自身は、朝はブラックコーヒー一杯、昼はお味噌汁一杯、
夜は一般的な食事の半分〜3分の2程度という食生活。
夕食はだいたい一汁一菜、お野菜中心の粗食をいただいています。
こんなに少ない食事量でも、
いや、こんなに少ない食事量だからこそ、十分に動ける。
少食にしてから、生理周期も整い、PMSも改善、
体温も37度近くまで上がりました。
たくさん食べないとエネルギーが回らない、と思われがちですが、
私の場合はむしろ逆で、少ない摂取カロリーでも効率よく巡らせられる「エコ体質」に!
消化に余計なエネルギーを取られなくなると、体が本来持っている力が素直に働いてくれるようになる。
この心地よさは、一度味わうと忘れられません。
🧘♀️ 2. 心のノイズが減り、感覚が鋭くなる
✅ 消化にエネルギーを取られないことで、思考も直感もクリアに働きます。
消化にエネルギーが使われていると、私の場合、
胃のあたりがモヤモヤ、ザワザワしてきます。
食べすぎたり、重いものを食べると、さらにその感覚は強まります。
この「胃のノイズ」がとにかく厄介。
なぜかというと、この状態は、
「不安」を感じている時の体の状態と同じだからです。
すると、脳が勘違いして、
「危険だ!原因を探せ!!」
とばかりに、勝手に「犯人探し」を始めます。
問題なんて何も起きていないのに、強引に外側に悪者を作り出してしまい、
悲劇のヒロインが完成する……という、よくあるパターンです。
食事の量を減らし、質を軽くすると、この誤作動がほぼ起きなくなる。
胃のあたりのノイズが減るだけで、判断力・直感力がすっと通り始めるのです。
すると、
◎目の前の人やものに、等身大で出合い直せる
◎外側の刺激に依存しなくなる
◎常に「満ち足りた」感覚が続く
「ちょっとおなかが空いている状態」って、
慣れると驚くほど幸福度が高いものです。
大げさに聞こえるかもしれませんが、
軽い瞑想状態がずっと続いている感覚になります。
💴 3. 少食=もっともサステナブルな節約&環境アクション
✅ 食費が下がり、食品ロスが減り、環境負荷も自然に少なくなります。
食べる量が減れば、単純に食費が下がります。
一日1.5食の私は、一般的な食費の半分程度です。
無駄買いも減り、冷蔵庫の中も乱れない。
食品ロスもほとんど生まれません。
そしてここからが大切なところ。
少食はそのまま地球の負担を減らす行為でもあるということ。
食料生産には、水・土地・エネルギーが膨大に必要です。
輸送・加工・包装プラスチック、廃棄物処理にもCO₂が出る。
特に、動物性食品の影響は大きいです。
具体的には:
・牛肉1キロ生産 → 約15,000リットルの水が使われる
(毎日シャワーを浴びる水の およそ1年分)
家畜は大量の飼料を必要とし、
輸送にもエネルギーがかかり、
メタンガスなど温室効果ガスも排出します。
もちろん、無理にベジタリアンになる必要はありません。
私も外食時はお肉もお魚も美味しくいただきます。
でも、たとえば、週に1〜2回動物性食品フリーの日をつくるだけで、
環境負荷はぐんと下がります。
動物性タンパク質は脂質とセットのことが多いので、
結果として体も軽くなるといううれしいオマケつきです!
💫 まとめ──「足るを知る」は日常で実感するものだった
✅ 少食は、体・心・暮らし・地球の全部を軽くする「めぐり」の選択。
少食生活を続けていると、
「空腹=不幸」ではなく、
「空腹=幸福」だと感じられるようになります。
たくさん食べる快楽より、軽い心身で過ごせる心地よさが圧倒的に勝る。
外側の刺激に頼らなくなることで、自然と満ち足りてくる。
その結果、「奪い合い」のシステムから抜け、
「めぐらせ合い」のシステムが立ち上がってくる。
ただ、少食生活への移行は、くれぐれもご無理なきよう。
少しずつ、自分の体と心の声を聞きながら続けてください。
毎日の「ひと口少なく」が、
派手なアクションよりも確実に世界を変えてくれます。
体にも、心にも、地球にも、じわりと効く。
少食は、とてもサステナブルでやさしい選択です。
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