【めぐりはぐくみライフ実践記録 vol.12】🦡「アナグマ生活」のすすめ──生理期間を、いのちのリズムに戻る時間に

※こちらは小出遥子noteからの転載になります。

生理期間。
「何もできない」と落ち込むよりも、
「今はアナグマ期間」と思って、
いのち本来のペースに戻るチャンスにしてみませんか。

「止まる」勇気が、「めぐり」を整え、
次の一歩をやさしく後押ししてくれます。

🌕 生理は「いのちの再起動」の期間

ずっと思っていたんです。
生理は病気じゃないけれど、
体にとっては、やっぱり「常ならざる」事態。
(だって、あれだけ血が出ているんですよ?)

「いつも通り」に過ごそうとしても、
そもそも無理があるよなあ、って。

だから私は、生理期間は、
いのちが「再起動」している最中なんだと思うようにしています。
この期間の過ごし方が、
次の1ヶ月の生き方の“質”を決める。
そう感じているから。

🌑 「空(くう)」としての生理期間

生理って、四柱推命や算命学で言う「空亡」や「天中殺」、
「大殺界」にあたる期間だと思うんです。

こう聞くとちょっと怖く感じるかもしれませんが、
これもまた、自然のサイクルのひとつ。

畑だって、タネを蒔く前に、一定期間、土を休ませますよね?
この「何もしていない」ように見える時間に、
実は大地の中では、ダイナミックな再生が起きています。

私たちの体の中でも、同じことが起きている。
前の1ヶ月の出来事を消化・吸収し、
不要なものを手放し、
次のサイクルに備えて整える——。
そんな大切な期間なんです。

☕ 「働かない勇気」を持つ

この期間、私は極力、対外的なお仕事をお休みします。
そのかわり、自分自身と向き合う時間をとる。
次の1ヶ月やその先の生き方の「作戦」を立てる時間です。

「自営業でよかった」と思うことの最上位はここ。
自分のリズムに合わせて働けること。

以前、「女性の休日は土日ではなく、生理期間中だ」という話を聞いて、
深く納得しました。

あの四角四面のカレンダーに合わせて生きるのは、
生理のある女性には無理がある。
(ほんとうは男性にも、同じことが言えると思います。)

🌸 「自分カレンダー」で生きるということ

ホルモンの働きで、女性の体と心は
少なくとも4つのリズムを持つと言われます。

「絶好調!」なときもあれば、
「絶不調!」なときもある。
でも、不調なときだからこそ見える景色もあるんです。

自分のサイクルを知って、
自分なりの「カレンダー」をつくる。
それに合わせて動く。
そういう働き方、生き方は「可能」です。

むしろ、そういう生き方が一般的になれば、
社会全体がもっとサステナブルになると本気で思っています。

🛁 アナグマ生活、はじめました。

生理期間は、外出の予定は極力入れず、
家の中で、アナグマのように静かに過ごします。
読書したり、長めの半身浴をしたり、
心と体が喜ぶことをゆるゆると。

家事も、極力放棄!(笑)
気が向いたら、やる。
やらねば、ではなく、やりたい、で動く。

パートナーの流生さんはこの期間、
「遥子ちゃんはゆっくり休んでて」と言って、
私の担当領域の家事も引き受けてくれます。
(ほんとうにありがたい……! 南無流生菩薩🙏)

ときには、あえてジャンクな食べ物を楽しむことも。
冷凍食品のラーメンとか、デリバリーピザとか。
“非日常の味”が、妙にうれしかったりします。

🌿 「無理しない自分」を受け入れる練習

こんなふうに、生理期間をクリエイティブに過ごせるようになったのは、
ここ数年のこと。

以前は「社会の常識」にしばられて、
生理中も「いつも通り」に無理していました。

「休んだほうがいい」という考えすら、
自分を縛る「べき・ねば思考」になっていた。
休めない自分を責めたりしてね。

でも、「いのちは、めぐりそのもの」と意識するようになってから、
少しずつ、心と体のサイクルと仲良くなれました。

鍵は、「自分との対話」。

外側ではなく、内側の声を聞く。
その小さな声に、できるだけしたがって生きる。
それだけで、生理期間がずっとずっと「心地よく」過ごせるようになりました。

🌺 おわりに:いのちは、めぐる。

生理は、いのちのめぐりの中の大切な節。
「止まる」ことは、けっして「サボる」ことじゃない。
むしろ、「次に進むための助走」なんです。

次回は、私が実際に使っている
「サステナブルな生理用品」についてご紹介しますね。

どうぞみなさんも、
ご自身の「アナグマ期間」を、たっぷりと慈しんでください。

今日も、いのちは、めぐっています。

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