今日はひとつ、とっても有名な実験をご紹介します。
簡単な実験です。
もしよろしければご一緒にどうぞ。
==================================================================
右手でも左手でも良いので、人差し指を立てて自分側に向けてください。
自分がその指を見ていることに気づいてください。
次に、人差し指が向いている自分側を見てください。あなたはそこに、なにを発見して、なにを発見しないでしょうか?
==================================================================
さら~っとやってしまわないで、じ~っくりやってみてくださいね。
あと、答えを出すときは、あたまで考えて理屈をこねくりまわさないこと。
ただ、シンプルに、ありのままを「見て」みてください。
……いかがでしたか?
上記はイギリスの哲学者、ダグラス・ハーディング氏の
開発した実験なのですが……
いやー……すさまじい実験ですよね!
これ、はじめてやったとき、爆笑してしまいました。
「よく考えついたな~!!!」って。
ダグラス・ハーディング氏は天才や!
っていうか世紀のド変態や!
褒めことばです!!!
さて。
ここから先は種明かしみたいな文章になってしまうので、
実験をやってもあまり「ピン」とこなかった方は、
むしろ読まない方が良いと思います。
ご自身で「発見」すること(もしくは「発見」しないこと)が一番なので。
あしからずご了承ください。
——————————————————————————————–
……あらためまして。
この実験、ほんとうにすごいですよね。
「(私が私だと思っていた存在としての)私はいない」という事実を、
こんなに明白にあぶり出してしまうなんて……。
さらに、その上で、
“「私はいない」という事実に気づいている「私以外のなにか」”の存在をも、
こんなに明確にあぶり出してしまうなんて……。
やっぱりあのおじいちゃん、世紀の大変態やで!!!(笑)
いや……。
私、さっき、
“「私はいない」という事実に気づいている「私以外のなにか」”の存在
という風に書きましたけれど、でも、その「存在」っていうのは、
決して「対象物」としては見つからないんですよね。
目で見る対象、耳で聞く対象、手で触れる対象、
そういった確固たる対象物として、“それ”があるわけでは、ない。
でも、“それ”(気づいている意識)は、いまここに、確実に、ある。
ない、というかたちで、ある。
うーん。
これは大変なことですよ。
いや、なにも大変なことじゃないんですけれど(笑)
でも、まあね、この事実が、
いままで自分が大切に持ち運んでいた「常識」や「思い込み」を、
ぜ~~~んぶ取っ払ってしまうほどのインパクトを持つことは確かなので。
やっぱり、大変なことだ。しびれます。
しびれ……
しび……
し……
ということで、朝っぱらからしびれ疲れたので(笑)今日はここまで!
夜中に雪が降っていたみたいですね。
今日も寒いのかな?
あたたかくしてお過ごしください。
よい一日を◎