“いまここ”にくつろぐと……

2016年1月2日

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今ならわかる。最低の設定の中で、その時私は最高の幸せの中にいたんだということが。

 

あの日の、あの時間を箱につめて、一生の宝物にできるくらいに。その時の設定や状況とは全く関係なく、無慈悲なくらいに無関係に、幸せというのは急に訪れる。どんな状況にあろうと、誰といようと。

 

ただ、予測することだけが、できないのだ。

 

自分で思うままに作り出すことだけができない。次の瞬間には来るかもしれないし、ずっと待ってもだめかもしれない。まるで波やお天気かげんのように、誰にもそれはわからない。奇跡は誰にでも平等に、いつでも待っている。

 

私はそのことだけを、知らなかったのだ。

 

 

(『デッドエンドの思い出』 よしもとばなな=著 文芸春秋=刊 より抜粋)

 

 

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ほんとうの「しあわせ」には、状況も設定も関係ない、というのは、

 

私が30数年の人生の中で得た、もっとも大きな気づきのうちのひとつでした。

 

 

 

そうそう。昨年一年間、藤田一照さんの仏教塾で、

 

Larry Rosenbergさんの「Three Steps to Awakening」という本を読んできたのですが、

 

その中にも、こんな一節がありました。

 

 

 

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Where is peace to be found? (平穏はどこに見つかるでしょう?)

 

In the same place as sorrow.  (悲しみと同じ場所です。)

 

How convenient! (なんて便利なんでしょう!)

 

 

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「しあわせ」は、外側には、ありません。

 

それは、“いまここ”で、いつだって私たちを待ってくれているのだと思います。

 

 

 

“いつか”や“どこか”で「しあわせ」に“なろう”とするのをやめて、

 

思い切って“いまここ”にくつろいでしまったとき、はじめて見えてくるもの……

 

それが「しあわせ」の正体です。

 

 

 

今年は、「“いまここ”にくつろぐためのコツ」のようなものも、

 

少しずつ、書いていけたらいいな、と思っています。

 

ヒントは、ここでも、「あったかくて、なつかしくて、ひろがっていく」です。

 

お付き合い、よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

よいお正月を◎