「個」という名のタオル風船

2015年11月13日

小さい頃、お風呂でよく「タオル風船」(もしくは「タオルくらげ」)を作って遊びませんでした?

 

 

 

湯船にタオルを広げた状態で浮かべます。

 

その下に両手を円の形にしてくぐらせて、そうっと持ち上げます。

 

するとタオルに空気が入ってふくらみます。

 

そのふくらんだ部分の周りを、今度は外側から両手で囲うようにして握っていきます。

 

中の空気が集まって丸まり、てるてる坊主のような形になったら完成です。

 

 

 

「私」や「あなた」や「彼」や「彼女」というもの、

 

つまり、「個」というものを思うとき、

 

私は、いつも、このタオル風船のことを考えるのです。

 

 

 

ほんとうは、世界には「私」も「あなた」も「彼」も「彼女」もなく、

 

すべて、ひとつらなりの、それこそ一枚の布のようなものとして、存在しているんです。

 

 

 

あるとき、なにかのはずみで、その一枚布の一部がぎゅっと握られます。

 

すると、そこには、

 

「私」や「あなた」や「彼」や「彼女」という名のタオル風船が生じるのです。

 

 

 

でも、ぎゅっと握った両手を離せば、

 

タオル風船はあっという間にほどけて、

 

元の一枚布に逆戻りです。

 

 

 

「ほんとうはすべてつながっている」

 

 

 

このことを理屈を超えたところから理解したとき、

 

そこには、かつて味わったことのない、とてつもない安心感が訪れます。

 

 

 

その安心感の中でゆったりと生きていきたいのなら、

 

ぎゅっと握りしめていた両手を、思い切ってぱっと広げてしまうこと。

 

 

 

「個」という幻想を形作っているのは、

 

ほかでもない、「自分」の両手なのかもしれないよ?

 

 

 

 

 

 

 

今日もゆったり生きていこう。

 

 

 

どうか、よき日を!