うつくしい空間

2015年9月6日

昨日は、私も運営のお手伝いをさせていただいている、

 

「仏教的人生学科 一照研究室」の、後期の第一回目でした。

 

曹洞宗の藤田一照さんというお坊さんを塾長とした、とにかく本気の仏教塾です。

 

 

 

今年の春に開講したこの塾ですが、もうね、私、最初から感動しっぱなしで。

 

「この塾がいまの日本に誕生した、それ自体が素晴らしいことだなあ」って。

 

 

 

「仏教を学ぶ」のではなく、「仏教をする」場。

 

それぞれの人生に、仏教を活かしていく。そのための智慧を養う場。

 

 

 

塾生は20~40代のまだ若い世代の方々なのですが、

 

回を重ねるごとに、彼らの表情がね、とにかく、明るく、やわらか~くなっていくんですね。

 

たたずまい全体から、しなやかな自信がにじみ出てくるというか……。

 

 

 

仏教というものの可能性を、あらためて目の当たりにしています。

 

 

 

 

 

昨日も、最初から最後まで、場の空気の素晴らしさにこころが震えっぱなしだったのですが、

 

午後の、ある時間に、それが極まった感覚がありまして……。

 

 

 

一照さんは、ただ単に瞑想や坐禅を指導されるだけでなく、

 

「まずは瞑想や坐禅ができる状態に、からだやこころを整えていく」

 

という部分にポイントを置かれていて、

 

坐る前に、かならず、全員で、ボディワークをするんですね。

 

 

 

昨日も、ユニークなワークをご指導されていたのですが……

 

塾生同士がペアになって、木の棒を使って、ぐにゃぐにゃと動く……

 

って、これだけじゃなにも伝わらないと思うんですけれど(笑)

 

とにかく、そのワークの時間中、私、なんだか涙があふれて止まらなかったんですよね……。

 

 

 

私はレポートを書く役割を担っているので、毎回、ワークには参加せずに、

 

会場全体を見渡せる位置から、静かに空間を眺めているのですが、

 

なんかね、もう、昨日は唐突に、

 

「ああ、この空間全体、なんてうつくしいんだろう」

 

って……。

 

そう思うや否や、私の涙腺大崩壊……!

 

 

 

いや、これ、理屈を超えたところからの感懐だったので、

 

どうしてもうまくことばにできないのですが。

 

あえて、ことばにするなら、

 

なんかね、

 

もう、その空間全体が、

 

「あるべき姿として、ある」

 

感じだったんですよね。

 

 

 

見知らぬ塾生同士、最初は少し照れながら身体を動かして、

 

だんだん笑顔が出てきて、それと同時に、動きそのものの中に

 

少しずつ、「彼ら」自身がとけていって、

 

そこにはうつくしい音楽がかかっていて、

 

窓からは薄日が差し込んでいて、

 

空間そのものが、もはやひとつの生き物であるかのように、

 

完全な調和の中にあって、

 

そこには、もはや、個別の人間の意志とか、思惑とか、

 

そんなものは一切存在していなくて、

 

ただただ、すべてが「それ」として、「そのまま」に、ある。

 

 

 

そのうつくしさは、なにか、筆舌に尽くしがたいものがあって……

 

レポートのための記録をとることも忘れて、

 

ただただ、ぼうっと、「それ」とともにあることしかできなかった。

 

 

 

 

 

……って。

 

ここまで書いてきたけれど、

 

やっぱり、ちょっと頭のおかしい人の文章みたいになってしまいましたね。

 

(いや、それはいつもか……!)

 

 

 

でもね、その空間全体のうつくしさに涙を流している私の姿は、

 

それはそれで荘厳なものだったらしくて(笑)

 

一照さんに、のちに、

 

「なにかあのとき、小出さん自体が神々しいというか……話しかけがたい感じだったよ」

 

と言われてしまいました。

 

 

 

いや、ほんとうに、うつくしい空間だったんです。

 

うつくしい、なんてことばじゃ足りないぐらい……

 

本質的なうつくしさが、そこにはありました。

 

 

 

でも、あれは、ほんとうは決して特別な空間じゃないのだろうな、と。

 

いつだって、「ここ」と地続きなのだろうな、と。

 

それを見せてくれるのが、仏教の伝える智慧なのだろうな、と。

 

 

 

ただただ、そんなことを思ったのでした。

 

 

 

仏教って、素晴らしいなあ……

 

と、しみじみ……。

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに、この「一照研究室」、後期の単発受講も受付中です。

 

ご興味がある方、ぜひ!

 

一照塾長や、塾生仲間とともに、人生を参究していきましょう。

 

 

 

http://fujitaissho.info/kenkyushitsu