昨日、無事、婚姻届が受理されまして、戸籍の上での名前は「小出遥子」あらため「佐藤遥子」となりました。
たくさんの人にお祝いのお言葉をいただきまして、本当に感激しています。
ありがとうございます。
少しずつ、お返事させていただきます。
(あ、対外的にはいままで通り「小出」でやっていきますので、よろしくお願いいたします!)
いやー、しかし、引っ越しと入籍とを(ほぼ)同時に済ませるのはなかなか大変なものですね……。
書類の届け出とか(婚姻届は受理されたけど、住民票は私のミスで昨日は夫婦共々移行できなかった……90分も待ったのに……)
引っ越し後の片づけとか(まだ我々にとっての本丸、本類の山が手つかずに残っています……)
あと荷解き時のホコリによる鼻水とか咳とか喉の痛みとか、あと熱っぽさとか(これはもはやアレルギーというより風邪か……!?)
それらの波状攻撃をもろに受け、入籍初日から「ぐ、ぐったり……」な私でした。
夜、どうにかこうにか布団にもぐりこんだときには、「疲労困憊」の四文字が身体中にぎっしりつまっているような状態で、
ろくろく会話もできないままに、いつのまにやら眠りの沼に沈み込んでいた感じでした。
でも。
6時間きっちりと寝て、「ぼへ~」と起きて、ふと、東の窓の方に顔を向けたら……
「はじまり」しか予感させないような巨大なオレンジ色の光が低くのぼってくるのが見えて……
その瞬間、おなかの底の方から得体の知れない強大なパワーがぐぐぐとせり上がってきて……
「いま、生まれました!!!」
なんてことを叫びだしたくなるほどに、
もう、完全に、ひたすらに、まったくもって、まっさらな気分になってしまったのでした。
実際、私は、まったくあたらしく生まれていたのでした。
ほんとうは。
毎日、毎時、毎分、毎秒、毎瞬。
まったくあたらしい私が生まれていて。
昨日と連続している私、明日に続いていく私、なんてものは、ほんとうはぜんぶ想像の産物でしかなくて。
でも、「続いていく私」という名のファンタジーはあまりに強力で、
ぼうっとしていると、あっという間に、自分の狭苦しい頭の中に閉じ込められてしまいます。
肉体的にも、精神的にも疲れているときには、その罠にはまりやすいんですね。
私も、すっかり取りこまれてしまっていました。
でも、朝日がそこから救ってくれました。
強い光が、「幻想」を打ち破ってくれました。
太陽って、自然って、すごい。
だって、それ自体、まるごと「いま」にあるのだもの。
圧倒的な「いま」の力で、圧倒的な「ほんとう」に目を開かせてくれるのだもの。
ありがたいなあ、と思います。
なむなむ、です。
あたらしい名前、あたらしい家族、あたらしい場所で、
毎秒、毎瞬、あたらしい自然に目を見開かされて、
毎秒、毎瞬、あたらしい私で、
毎秒、毎瞬、あたらしく生きていきます。
ご指導、ご鞭撻のほど、なにとぞよろしくお願い申し上げます。