おはようございます。小出遥子です。
最近、私がハマっている……
というと言い方が軽すぎるのですが、
ちょっと意識してやっているのが、
「自分は、世界、そのものだ」
と思い込んで生きること、です。
思い込むというか、
そっちの方に意識の軸をふわっと預けてしまう、
みたいな感じかなあ……。
「私は世界そのものだし、世界は私そのもの」
うーん。
こうして書くと、完全に誇大妄想狂な感じですが……(笑)
でも! でもでもでも!!!
これって、実は、「ほんとうのこと」なんですよね。単なる事実。
先日も書きましたけれど、
この世界をひとりの人間のからだだと思うとわかりやすいですね。
目や、鼻や、手や、足や、心臓や、肺や、胃や、肝臓は、
かたちも違えば機能も違うし、
一見してばらばらに切り離されて存在しているように思えます。
でも、それぞれがそれぞれの役割をきっちり果たした先に、
「ひとつ」の人体、「ひとつ」の大きないのちのはたらきが見えてくるわけです。
個別の人間と世界の関係もこれと一緒ですね。
ひとりひとりがかけがえのない大切な役割を担っていて、
それぞれが、それぞれの生をまっとうしたところに、
世界、あるいは宇宙という名の、
大きな大きな「ひとつ」のいのちが成り立っている……。
藤田一照さんに教えていただいたのですが、
このことを、曹洞宗の開祖・道元さんは
「尽十方界真実人体(じんじっぽうかいしんじつにんたい)」
ということばで表現されたそうです。
大宇宙こそが、ほんとうの「からだ」だということですね。
私は、私個人のいのちを生きているのと同時に、
大きな大きな「ひとつ」のいのちをも生きている。
大きな大きな「ひとつ」のいのちの中に、
私という名の個別のいのちが生かされている。
どちらが先だとか後だとかそんな話ではなくて、
ここは入れ子のような構造になっているのでしょうね。
「私は世界そのものだし、世界は私そのもの」
この事実を生きはじめると、「平和」ということばの意味が、
これまで考えていたのとはまったく違った意味で迫ってきますよ。
いつだって、忘れずにいたいなあ、と思います。
よい一日をお過ごしください◎
≪今後のTempleのスケジュール≫
【6/16(金)】Temple@瑞泉寺
(京都での初Templeです! ふるってご参加くださいませ)
【7/23(日)】Temple School 特別イベント第2弾(ゲスト:横田南嶺さん、藤田一照さん) ※満員御礼