【日記】2023年4月7日(金)雨 〜六角堂にて「大願」を受け取る〜

5時半起床。
京都は雨。

瞑想会後に、こんな詩がやってきたのでシェア。

いまここにある強い痛みを、
なかったことにしなくていいよ。

深く深く傷ついている自分を、
なかったことにしなくていいよ。

痛みの原因を、探らなくてもいいよ。

わたしたちには、なにもわからないのだから。

わからなくても大丈夫。
痛いままでも大丈夫。
傷ついたままでも大丈夫。

「わからない」自分と、
「痛いまま」の自分と、
「傷ついたまま」の自分と、

ただ、「ひとつ」としてともにあろう。

そこから「解放」がはじまっていく。

がんばろうね。
いっしょに。

昨日の日記を書いて、身支度を整え、雨の中、
一駅分市営地下鉄で移動して、六角堂にお参り。

こじんまりとして、風情があって大好きなお寺。
ここは親鸞聖人が聖徳太子から夢告を受け取ったとされる場所。
若き日の親鸞聖人の姿を思うと泣けてくる。
真剣に、「わたし」の救いのなんたるかを追い求め続けた、
その先に聴こえた「南無阿弥陀仏」。

南無阿弥陀仏
南無阿弥陀仏

隣のスタバに移動して、お堂に降る雨を眺めながらぼんやりする。

ここで、あるひとつの「大願」を受け取る。
「私」に重なる、「わたし」の、願い。

この身をもって、叶えていきます。

再び宿に戻り、11時前にチェックアウト。
市営地下鉄で京都駅まで行き、荷物をロッカーに預けて、
伊勢丹の地下で友人と合流。
とんでもない量のお惣菜やらお寿司やらスイーツやらを買い込んで(笑)
タクシーで友人宅へ。

痛みがあること=不幸、じゃない。
人生って、そんなに平面的にはできていない。

痛みがあって、はじめて見えてくる景色がある。
人という生き物の、世界という場所の成り立ちの、
ほんとうのやさしさを知る。

8時間一緒にいたのに、まったく話が尽きなかった。
励ますつもりが、私も励まされた。

あなたと出合えてよかったよ。

がんばろうね。
がんばって、生き抜いていこう。

雨に濡れながら京都駅に向かい、19時1分京都発の新幹線に乗って帰ってくる。
最寄駅についたのは21時半少し前。
ものすごい雨と風。
バス停から家までの間にまたびしょ濡れになってしまった。

家に帰ったら、流生さんが布団シーツを洗って整えておいてくれていた。
流生さんの笑顔を見て心底ほっとする。

めちゃくちゃ疲れていたけれど、最後の力を振り絞って荷解きをして、
お化粧を落として、歯を磨いて、23時頃布団に倒れ込む。

六角堂で受け取った「大願」について、流生さんにお話ししているうちに眠ってしまう。
世界のために、私ができること。
できるところまでやり切って、胸を張って、帰っていこう。

関連記事