【日記】2023年4月6日(木)曇り時々雨 〜鈴虫寺とつげ櫛と京野菜レストラン〜

6時起床。
身支度を整え、荷づくりを済ませて、7時前に流生さんとともに出発。
今日は私ひとりで京都に向かう日。
流生さんは私を見送ったのち、駅のスタバで仕事をするらしい。

10ヶ月ぶりの京都。
今回は「観光」メインではなく、人生の大転機を迎えている友人を励ますための旅。
1日目はひとりでぶらぶらして、2日目に彼女の自宅に行ってひたすらお話を聞く、というコース。

自営業をしていて「ほんとうによかった」と思うのは、
離れて暮らす友人のピンチに、こうして駆けつけることができること。
友人から連絡があった時、即座に「そっちに行くよ」と言える自分が嬉しかった。

なんのためにお金を稼ぐのか?
大好きな人たちのために惜しみなく自分のお金と時間を使いたいから、
そんな自分であり続けるために稼ぐのだ。

8時過ぎ新横浜発の新幹線に乗る。
新幹線の中で仕事をしようと思ってPCを開いたのだが、
思った以上に揺れて、少し気分が悪くなった。
諦めてPCを閉じる。

なにもこんな時にまで仕事しなくてもいいじゃないか。
それでなくてもワーカホリック気味なのに。

時間に追い立てられるように仕事する自分から
無事卒業することができました。
いやさか〜!(予祝)

前の席に座っていたヨーロッパ系? の男性お二人、
初めての日本に大興奮! といった様子で、ひたすら車窓の景色を見つめ続けていた。
今日は曇っているから富士山が見られなくて残念だったね……。
良いニッポン旅行を!

うとうとしたり、また起きたり、を繰り返して、10時頃京都に着く。
まずは市営地下鉄に乗って丸太町へ。
今回は京都御所すぐ側のお宿をとった。
御所ほど「気」のいい場所を、私はほかに知らない。
御所内に入らなくても、その気は伝わってくる。

宿に荷物を預けて、タクシーを拾って嵐山の鈴虫寺へ。
どんな願いでもひとつだけ叶えてくださるという地蔵菩薩と、
お坊さんの説法と、一年中響き渡る鈴虫の声で有名なお寺。

10年ぶりぐらいの再訪。
以前お参りした時は、確か「本を出したい」という願いを
お地蔵さんにお伝えした気がする。
だとしたらばっちり叶っているのだけれど、そのお礼をお伝えしていなかった。

門の前で10分ほど待って、時間になったら和室に集合。
50名ほどの人たちといっしょに、お坊さんのお説法を聞く。
お坊さん、とにかくお話がお上手。
ニヒリスティックな綾小路きみまろ、といった感じの軽快なお説法(漫談?)。
願いというものの本質とか、お願いの仕方のポイントとか、
お釈迦さまが生まれてすぐにおっしゃったという「天上天下唯我独尊」という言葉の意味とか、
30分のお説法の中にいろいろ詰め込まれていた。
めっちゃ面白かった〜!

流生さんと、明日会う友人の分と合わせて、3躰お守りを購入。
お地蔵さんには、前回の夢が叶ったご報告と、
また新たに、たくさんの人の真の喜びにつながるような本を出版したい、
というお願いを伝えさせていただいた。

結局は、願いの成就の先に、どれだけ多くの人の幸せを「見る」ことができるのか、
そこに尽きるんだろうな。

バスに1時間ほど揺られて、四条河原町へ。
車折神社とか、広隆寺とか、神泉苑とか、
私がお参りしたいと思っているところをすべて通っていく路線だった。
バス停通り過ぎた時点で気づくんだよな(笑)。
次回はぜひ。

河原町では「十三や」さんに入って、本つげ櫛を購入。
高校の修学旅行で京都に来た時に、つげ櫛を買って、
以来20年以上大切に使っていたのに、前々回の引っ越しの時に失くしてしまったのだ。
高校生がおこづかいで買える程度のものだったので、多分、そんなに高くなかったと思うのだけど、
それでも十分つげ櫛の良さはわかったし、実際、その後違う櫛を使っても違和感がぬぐえなかった。

念願かなっての本つげ櫛。
安くない買い物だけど、ちゃんとお手入れすれば一生使えるだろう。
大切にしよう。

「十三」は「九(く)」と「四(し)」を足した数だそう。

ツヤツヤしてる……!
飴色に育てていく過程もたのしみ。
ケースは紫の椿柄にした。

街中をぶらぶらお散歩してあちこちのお店をひやかしながら宿に戻ってくる。
さすがに眠くなったので、少しお昼寝。

17時に再び宿を出て、お気に入りの京野菜レストランへ。
とっても美味しいのにひっそりしていて、それでいてお値段も張らず、
カジュアルに入れる大好きなお店。
京都に来るたびに入っている。

季節のお野菜の蒸物とか、たけのこと山菜の天ぷらとか、
菜の花とホタルイカの酢味噌和えとか、美味しいお料理と京都の地酒で気分よく酔っ払う。
とは言え、今日はひとりなので飲み過ぎないように。
(二人以上でも飲み過ぎないようにしろ〜!笑)

1時間半ほどでお店を出て、小雨が降る中、のんびり歩いて帰ってくる。
今日のお宿のお部屋には桧風呂がついている。
よろこんでお湯を溜めて、至福の入浴タイム。

お風呂上がりに流生さんとお電話。
今日不意に浮かんできた「ある思い」を話したら、「それは本末転倒だ!」と笑われて正気に戻る(笑)。
天秤座満月のトリックに見事にはまっていたわ。
危ない危ない。
持つべきものはバランス感覚のいいパートナーだね。

友理ちゃんの満月ワークに参加して、
今日限りで手放すものをいくつかピックアップして「サヨナラ」の儀。
私は、今日限りで、焦りから仕事をしてしまうクセを手放します!

さすがに疲れてベッドにバタンキュー。
23時半頃就寝。

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