「TANDEN道ってさ、つまるところ、
NINGEN道なんだよね」。
先日のTANDENラボの夜のプログラム中に、
自分の口からさらっと出たこの言葉に、
私自身、ハッとしました。
TANDEN道は、
NINGEN道。
「人」。
ではなく、
「人間」。
サル目ヒト科ヒト属ヒト(sapiens)種としての「人(ヒト)」。
ではなく、
社会的な生き物としての「人間」。
「あわい」を、「つなぐ」存在としての、「人間」。
「人」ではなく、「人間」として生きる道。
それが、TANDEN道。
TANDEN道ってなんだろう?
TANDEN道とは、
世界のすべてと、
やさしく触れ合い、
いのちの明かりを灯し合い、
ていねいに出合い直していく「道」のこと。
いのちの明かりは、おなかに灯る。
ぽかぽかとあったかくて、
ふんわりとやわらかくて、
のびのびとひろがっていくような、
そんな感覚がおなかにある時、
わたしたちは、「あわい」をつなぐ存在として、
いまここに、「ただ、ある」ことができる。
「光」と「闇」の、
「生」と「死」の、
「天」と「地」の、
そして、
「わたし」と「あなた」の、
「あわい」をつなぐ、
やさしい、明かり。
宇宙の、希望。
それが、「人間」。
「ヒト」が、「人間」として生きる道、
それがそのまま、TANDEN道。
TANDEN道は、NINGEN道です。
ほんとうの意味での「人間」として、
一瞬一瞬を、ただ、ていねいに生きること。
やさしい気持ちで、生きること。
これ以上の生き方なんか、ない。
「あわい」の道を、歩んでいこう。