1ヶ月前にさやりんごちゃん主催の矢加部幸彦先生の壱岐島古神道講座をオンラインで受講してとんでもなくショックを受け(すごく良い意味で!)、
講座動画を繰り返し視聴し(20回は観た!)、
即座に購入した(講座はじまって5分で買った?)先生のご著書『神ながら意識』(ナチュラルスピリット刊)をところかまわず熟読し続け、
TANDENラボではいにしえの日本人が当たり前に持っていた素晴らしい精神性について熱弁し続け、
TANDEN瞑想も「アマテラス ver. 」にアップデートし(瞑想中におなかが光る人続出!)、
毎朝4時に起きて執筆している「TANDEN本(仮)」にも、そのスピリットをふんだんに盛り込み・・・
なにがこんなに私にヒットしたのか、私自身、まだまだよくわかっていないのですが・・・
でも、とにかく、「うれしい」んです✨
細胞レベル、DNAレベルで「うれし、たのし」なお話なんです✨
「日本人としての誇り」って、こういうことか・・・。
私、はじめて知ったよ。
これまでほんとうに「根無し草状態」で、ぼーっと生きていたんだな・・・。
古神道のど真ん中、根本の思想に「産霊(ムスビ・ムスヒ)」があります。
ここに触れて思い出すだけで、おのずと「誇りスイッチ」がオンになる大切な部分です。
文章をまとめてみたので、公開しますね?
(TANDEN本の原稿です。)
なにか「届く」ものがありますように?
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【日本人の生命観のベースにある「産霊(ムスビ・ムスヒ)」の思想】
いまここにこうしてある、私たち人間をはじめとするすべての存在は、高天原という大宇宙に最初に生まれた天之御中主神さまから、未来永劫連綿と続く「ひとつらなりのいのち」の表現としてあらわされている……。
この、日本古来の生命観、日本人の精神の土台となる「あり方」について、詳しく解説してみようと思います。
ここで鍵となるのが「産霊(ムスビ・ムスヒ)」という思想です。
産霊とは、読んで字のごとく、「あたらしい何かを生み(産み)出す霊力」のことです。
神ながらの道では、大宇宙そのものも、神も、人も、動物、植物、鉱物にいたるまで、この世界に存在するありとあらゆるいのちは、すべて、産霊のはたらきによって「生まれた」のだと見ます。
みな、「(おのずから)生まれた」のであって、「(誰かや何かに)作られた」わけではないのですね。
古事記にも、宇宙と神は、どちらが先ということもなく、ほぼ同時にあらわれた、というように表現されています。
「天地初めて發くる時に、高天原に成りませる神の名は、天之御中主神。」(古事記本文冒頭より)
宇宙も、神も、「成りました」=「(何もないところから)あらわれた」=「(自然発生的に)生まれた」と表現されていて、どちらがどちらを「作った」、どちらがどちらに「作られた」といった記述はありません。
書き忘れたのではなく、そもそもそういった思想の中にないのです。
一方、キリスト教をはじめとする主な西洋の思想では、宇宙も、人も、それ以外のすべても、絶対無比、唯一無二の創造主としての神(ゴッド)によって「作られた」と考えます。
神と宇宙が、神と人が、神と万物が……「作ったもの」と「作られたもの」とが、きっちり二つに分かれているのです。
「生む」思想の日本では、そういった見方をしません。
もちろん、「生む」はたらきのあるところには、かならず親子の関係が生じますが、親は子を「作った」わけではありません。
産霊の力がはたらいて、親が子を生む。
「作った」のではなく、「生んだ」のです。
子は、「なにもないところ」から、生まれたのです。
親もまた、そのようにして生まれました。
親と子は、別々の存在ではあるけれど、同時に「連続体」である、ということです。
神と人にも同じことが言えます。日本における神と人とは親子のような関係であって、「連続体」そのものです。
「作る」ではなく「生む」がベースになっている日本の「いのち観」に、分離はないのです。
春になったら木に花が咲く。
秋になったら木に実がなる。
花も実も、咲く前、なる前は、木のどこを切って探しても見当たりません。
なにもないところから、突然あらわれるのです。
なにもないところから、自然発生的に、あたらしい何かが生まれる。
これが、産霊の力です。
人間の赤ちゃんも、お母さんのおなか、子宮という名の大宇宙、それ自体「からっぽ」でなにもないところに、ある時、突然「産霊のはたらきによって」発生して、十月十日育ったのち、産道を通ってこの世界に誕生します。
お母さんは赤ちゃんを「生んだ」存在であって、「作った」存在ではありません。
そうであるからこそ、いのちは分断されずに連続していくのです。
一体誰があたらしいいのちを「作る」のでしょう。
誰も作ってなどいないのです。
目に見えない産霊のはたらきによって、宇宙も、神も、人も、すべてが「生まれる」のです。
宇宙も、神も、人も、すべても、「天地初めて發くる時」から、未来永劫連綿と、「ひとつらなりのいのち」として、ただただ「生み出され続けている」のです。
作られたものは、いつか壊れます。そこには明確に「終わり」があります。
生まれたものは、また次のいのちを生み出します。ここには「終わり」がありません。
産霊のはたらきによって生み出された私たちが、また次の何かをむすび成し、生み出し、そのようにして生まれた何かが、またあらたな何かをむすび成し、生み出し……。
こうして、いのちは永遠に続いていくのです。
なんておおらかで、広がりのある思想、あり方でしょうか。
死んで終わりじゃないのです。
どこにも分離・分断のない、ひとつらなりの表現として、未来永劫、いのちが生み出され、「生成化育」され続けていく……。
そうして、どんどんどんどん共存・共栄の「弥栄(いやさか)」の世が表現され続けていく……。
想像するだけで、からだの力がふっと抜けて、大きな安心感に包まれると同時に、おなかの底から元気が湧いてきませんか?
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#古神道
#壱岐島古神道講座
#日本に恋せよプロジェクト
#イヤサカアッパレ
もっと詳しくこういうお話を聞きたい! という方は、ぜひ、矢加部先生の講座を受けてみてください?
全国で講演されています。
先生のサイトはコチラです✨
大和ことほぎの会
https://kamuhogi.com/yamatokotohogi/
私も、TANDENラボで、ほぼ毎日、こういったことを暑苦しく語っていますので? ご興味ある方は、ぜひご入会くださいね❣️
TANDENラボ (月額3,000円)
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