おはようございます。小出遥子です。
告白します。
私、割とつい最近まで、仏教は「絶対的な真実」を説くものだと思っていました。
お釈迦さまは、私たちに「絶対的な答え」を示してくださったのだと……
そう思っていたのです。
でも、どうもそういうことではなかったみたいなんです。
お釈迦さまがお示しになられたのは「道」です。
「道」は、あくまでも「道」です。
「答え」そのものを、ポンと与えてくださったわけではないんです。
お釈迦さまが説かれたのは、
「無常」という答えでも、
「無我」という答えでも、
「涅槃」という答えでもありませんでした。
かと言って、
「無常」に続く道でも、
「無我」に続く道でも、
「涅槃」に続く道でもなくて。
あえて言うなら、
「無常」という道……
「無我」という道……
「涅槃」という道……
そういったものを、お示しになられていたのでしょう。
教えの指し示す方向に一歩踏み出した瞬間に、
その人の足元に「道」が立ちあらわれる。
それがそのまま「無常」や「無我」や「涅槃」となる。
「答え」というものが、もし存在するのだとしたら、
一歩一歩の動き、そのものの中にあるのではないかな、と。
かなり抽象的ですが、そんなことを考えています。
……ちょっと抽象的すぎましたかね(笑)。
今度、また、もうちょっと具体的に書いてみます。
月曜日ですね。
よい一週間のスタートをお切りください◎