オリオン座なんてどこにもない。

2017年1月20日

おはようございます。小出遥子です。

昨日の夜、家で、夫と二人、オリオンビールの缶に冬限定で描かれた
オリオン座を見つめながら、いろいろ語らっていました。

実際の夜空に浮かんでいるオリオン座ではなく、
ビールの缶に描かれたオリオン座を見つめながら語らっていた、というところが、
なんとなく情けないというか、まったくロマンチックじゃないというか、
とにかく、我々夫婦っぽいなあ……と思うのですが、
まあ、それはどうでもいいです(笑)。

いつかは沖縄のビーチで缶じゃないオリオンビールを飲みたい……。

まあ、これもどうでもいいです(笑)。

どうでもよくない話は、ここから。

星座って、不思議ですよね。

あれなんか、まさしく実体なきものというか、
人間のあたまの中にしかないものの代表ですからね。

だって、オリオン座の真ん中の
あの特徴的な3つ並んだ星々同士だって、
実際は大変な距離離れているわけでしょう?
しかも、その3つの間にも、無数の星たちが浮かんでいるわけでしょう?

たまたま、地球から見たときに、
その3つがだいたい同じぐらい目立っていて、
しかもなんとなく「近く」にあるように感じられたっていうので、
人間側に、ごくごく勝手にひとつのグループにくくられて、
「はい、あなたたち、今日から“オリオン座”ね!」
ということにされてしまっただけで、
本人(本星?)同士にとっては「そんなの知ったこっちゃねえぜ」
「だって会ったこともないんだぜ?」という話で。

というか、本人(本星?)は、そもそも自分がオリオン座を構成する
星々のうちのひとつにカウントされたことすら知らず、
ただただ淡々と、自分の持ち場で、星としてのいのちを輝かせているだけで。

面白いですよね。

人間が「あれはオリオン座だ!」と決めた瞬間に、
夜空に「オリオン座」が出現します。

でも、あの星々のひとつひとつは
実際は「オリオン座」なんかではなく、
ただの名もなきいのちの輝きです。

「あれはオリオン座だ!」と思う人がいるから、
この世に「オリオン座」が生まれるのであって、
そう思う人がいなければ、「オリオン座」はどこにもありません。

オリオン座だけじゃなく、すべての星座に関しても同じことが言えます。
それを「○○座だ!」と思う人がいなければ、
この世のどこにも「○○座」は存在しません。

もっと言えば、星座だけじゃない。
ほんとうは、この世の「すべて」において、同じことが言えるんです。

これある故に彼あり、これ起る故に彼起る、
これ無きゆえに彼無く、これ滅する故に彼滅す

とはお釈迦さまのことばですが、
つまりはすべて「縁」の中で起こっているということですね。

となると、ここに残るのは、満天の夜空さながらの
「有」に満ちた「無」。ただ、それだけ。

「ひとつ」のいのちが、「無数」の輝きを放っている。
ただ、それだけ。

「それだけ」のうつくしさに気づくことができれば、
世界は、変わってしまいますね。

……うまく伝わっているかな。

伝わっていても、伝わっていなくても、
まあ、とにかく、こんな話を夫婦でしていました、という話。

(まとめ方が雑ですみません!)

たまにはこんなお話も素敵ですよね。

 

よい一日をお過ごしください◎

 

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