つい先日、このサイトのトップの写真を変更していただいた。連続更新100日達成記念である。
正直、正面を向いた私の写真を載せることには、かなりの迷いがあった。私本人の写真を載せるのはやめて、代わりに自分に似せて描いてもらった白フクロウのイラストを載せようかと、本気で思っていた。
でも、はっと気づいたのだ。それじゃだめだ。このサイトの意味がなくなっちゃう! と。
だって、これ、「小出遥子」のサイトじゃん、と。「はじめまして。小出遥子と申します。」って言ってるじゃん。
「はじめまして」のご挨拶のときに、後ろを向いている阿呆がどこにいる! ましてやイラストのお面をつけたままで誰かと握手をして回ろうだなんて……!
ここは、本人の写真、しかも、真正面を向いている写真じゃないと、意味がないでしょう。
……と、あくまで個人的な感慨ではあるが、それをもって、思い切って上の写真に変えてみたのだった。
ものすごく、清々しい。
もう、本当に、いよいよ、逃げも隠れもできなくなった。
正直おっかないけど、でも、もういいや。ぜんぶ見せよう。
私はそう「決めた」のだ。
肚は、決まった。
このブログでは、毎日毎日、くくりとしてはスピリチュアルなことばっかり書いているから(昨日の記事なんて露骨にそれでしたね……)、際限なく地に足のつかない感じになってしまう恐れなんかは、いつだってすぐそばにあって。
でも、現に私、この地で、生きているからなあ。
地と離れたものに、逃げ込むわけにはいかないよなあ。
そんな風に思っている。
私は、別に、霊やらオーラやらが見えるわけでもないし、宇宙と交信できるわけでもない。誰かの未来を見ることもできないし、むしろ「未来」も「過去」も幻想だ! とか叫んでいるし、前世が見えるだなんてもってのほか。
ふつうの顔立ちをして、ふつうの肉体を持ち、ふつうの生活をする、ふつうの人間にすぎない。
でも、その「ふつうさ」が、ここでは大事な舵になってくれるんじゃないかな、なってくれるといいな、と思ったのだ。
あまりにもふつうな私の写真をトップに「ばばん!」と出すことによって、下に書かれていることの肉体性が増すといいな、と思ったのだ。
そう。この地で生きる限り、肉体は大事だ。
肉体がなければ、私が毎日書いているような、目に見えない世界を味わうことすらできないのだから。
「小出遥子」という肉体を持って、感じたこと、表現したこと。
届いてくれるといいな。あなたに。
いつもご訪問くださってありがとうございます。
あなたのおかげで、私は、間違いなく、しあわせです。
今後もこのサイトと、小出遥子という人間を、どうぞよろしくお願いいたします。