意識と肉体のズレを解消する

2014年8月20日

ここ最近、観念的な記事が続いたので、ここら辺でひとつ、「ふつう」の記事を載せておきます……。

 

 

 

 

思ってもみないことを自分が言ったりしたりしてしまうときってありますよね。良くない意味で、自分の行動をまったく制御できないとき。

 

そういうのはたいてい、自分から自分がズレてしまっているときで。肉体から意識ってやつが前方や後方や上方や斜め方向に飛び出てしまっているのですね。

 

前のめりになってるなあ、とか。浮ついているなあ、とか。後ろ向きだなあ、とか。ぜんぶ、本来の軸を基準にした物言いですよね。逆に言えば、みんな、その「軸」の存在を、本当はちゃんと知っているということ。

 

で、本来の軸っていうのは、イコール「いま」。意識が「いま」にとどまってさえいれば、おかしな言動を避けて、ぴしっと姿勢正しく生きていける。その状態で生きればぜったいに間違ったことにはならない。

 

 

 

じゃあ、どうやったら「いま」にとどまれるのかという話になるけど、自分の肉体をうまく利用するという方法があって。

 

肉体はいつだって「いま」にいて、呼吸をしたり、心臓を動かしたり、消化活動に勤しんでいたりする。意識が未来や過去にお散歩に出てしまっていても、肉体だけはいつだって「ここ」で、「いま」を生きている……。なんというか、肉体って、健気ですよね……。ありがたいなあ、と思います。

 

瞑想をすること=意識を消すことだと思っている方が多いみたいだけど、それは違います。意識は消そうと思って消せるものではないから。(そもそも「消そう」と意図するのも意識の働きですよね……。)

 

あくまで私の感覚ですが、瞑想をすることとは、つまり、「いま」に意識を向けること、なんですね。意識を積極的に使う行為なのですね。で、「いま」に意識を向ける際に強力なフックとして働いてくれるのが、自分の肉体。

 

中でも一番わかりやすいのが呼吸。吐いて、吸う。吸って、吐く。この行為は、いつだって「いま」行われています。

 

目をつぶって、姿勢を正して、ただひたすらに、深い呼吸を心掛ける。(「吐く」方に意識を向けるとやりやすいです。長―く息を吐いて、吐いて、吐いて、吐き切ったら、おなかをゆるめる。すると空気は自然に流れ込んできます。)ただただ呼吸をすることにだけ意識を向けていると、だんだんとズレていた自分が、肉体の方に、つまり「いま」に戻ってくるのがわかります。

 

自分の形をした透明人間が、肉体の方にじりじりと近づいてきて、やがて完全に重なり合ってしっくり馴染むところまでを、呼吸に意識を向けると同時にイメージしてみたりするとやりやすいです。あくまで私の場合は、ですが……。

 

 

 

肉体と意識とが完全に重なり合ったとき、意識は働きすぎていた己を休めてくれるようになります。それこそ(良い意味で)完全に自動操縦みたいになって心身のどこにもまったく負荷のかからない状態が訪れます。これって、ものすごく心地よいのですが、これこそが本来の状態なのだと思います。人間って、大変なポテンシャルを持った生き物なんだなあと、理屈じゃなく実感できます。自分を信頼する気持ちがお腹の底から湧いてきます。本当の意味で前向きになれます。

 

 

 

「あ、自分、ズレてる」と気づけたらこっちのもんです。あとはただ呼吸(などの肉体の活動)に意識を向けるだけでズレは解消できますから。

 

 

 

お役に立てたら嬉しいです。