【詩】本来の面目

2021年1月4日

あなたのおなかに収まっている「ほんとうの顔」は、
いったい、どんな表情をしているだろう?

どんな目をして、どんな耳をして、
どんな鼻で、どんな口で、どんな肌で……。

その問いについて、頭で「考える」のではなく、
おなかで、ただ、「感じる」ということをしていくと、

目も、耳も、鼻も、口も、肌も、
どんどんどんどん、その「姿」を失って、

ただ見る、ただ聞く、
ただ嗅ぐ、ただ味わう、ただ感じる……。

ただ、それだけが「ある」ということに、
不意に気づかされるような瞬間が訪れる。

「我がこの気海丹田腰脚足心、
総(そう)に是れ本来の面目(めんもく)、
面目何の鼻孔(びくう)かある」【白隠禅師】

この問いかけを、忘れずにいて。