おはようございます。小出遥子です。
生きていれば、いろいろありますよね。
……って、いきなりざっくりした表現で恐縮ですが、
まあ、ほんとうに、いろいろありますよ。
人間、生きていれば、
ほんとうにいろいろなことを考えるし、
ほんとうにいろいろなことを感じるし、
ほんとうにいろいろなことをします。
その「いろいろ」の中身は刻一刻と変わっていって、
同じように見えたとしても、
まったく同じものなんかひとつもなくて。
そもそも「いろいろ」する「自分」自体が固定化されたものではなくて。
でも、その「いろいろ」を浮かべる舞台としての
(自分以外の)“なにか”は、
いつだって、寸分たりとも姿を変えることなく、
“ここ”にありますよね。
それがなければ、思考も、感情も、行動も湧き起ってこられないんです。
それは、色もなく、かたちもなく、においもなく、
つまりは絶対的に透明で、
だからこそ、いつだって、まったく気づかれないような仕方で、
ただただ“ここ”に存在していて……。
どんなに個人が「なんじゃこりゃ!」な思考や感情や行動に翻弄されようとも、
いつだって“ここ”にあって、ただただすべてを受けいれていて……。
変わりゆくすべての舞台としての、
決して変わらない“なにか”のことを、
人は、古来から、「神」や「仏」と呼んできたのかもしれない。
「神」や「仏」は、決して特別な存在なんかじゃなくて、
いつだってこの私とともにあって……。
ありがたいな、と思います。
ほんとうに、ただ、それだけだな。
よい一日をお過ごしください◎