今日は4月8日。
お釈迦さまのお誕生日であると同時に、
私と夫の結婚記念日でもあります。
2015年に結婚したので、結婚4年目になるのかな?
(計算合ってる?笑)
同居を開始したと同時に入籍したので、
4年前の今日は、家の中は引っ越しの荷物で散乱していました(笑)。
ぜんぜんロマンチックじゃないその状況で、
私は、なんとかPCの置き所を発見して、
こんなブログを更新したのです。
日本語では「おのずから」と「みずから」とは、ともに「自(ずか)ら」と「自」の字をもって表します。そこには、「みずから」為したことと、「おのずから」成ったこととが別事ではないという理解が働いています。
われわれはしばしば「今度結婚することになりました」とか「就職することになりました」という言い方をしますが、そうした表現には、いかに当人「みずから」の意志や努力で決断・実行したことであっても、それはある「おのずから」の働きでそう“成ったのだ”と受けとめるような受けとめ方があることを示しています。
「できる」という言葉にも同様の事情がうかがえます。「出来る」とは、もともと「出で来る」という意味です。物事が実現するのは「みずから」の主体的な努力や作為のみならず、「おのずから」の働きにおいて、ある結果や成果が成立・出現することによって実現するのだという受けとめ方があったがゆえに、「出で来る」という言葉が「出来る」という可能の意味を持つようになったとされているものです。さらには自発の「れる」「られる」の助動詞が、そのまま受身でもあり可能でもあるというところにも同じ発想を見いだすことができます。
(『花びらは散る 花は散らない ―無常の日本思想』 竹内整一=著 角川選書 より抜粋)
どうにかこうにか引っ越すことができまして、昨日から新生活をスタートさせました。
いまにも崩れてきそうなダンボールの山の中で、びくびくしながらこの記事を書いています。
今回の引っ越しは、ほかでもない、「結婚」のためのものでした。
そう、私、人妻になるんです……!
本日、4月8日(お釈迦さまの誕生日!)の午後イチで、役所に届けを出しにいきます。
無事に受理されたら甘茶で乾杯です。
作家の吉本ばななさんが、エッセイの中で、
「親や子どもを選べないように、結婚相手も選べないようになっている」
といったようなことをお書きになっていて、
最初にそれを読んだときには、さすがに「えええ? まさか!」と思ったのですが、
入籍を数時間後に控えたいま、
「わかる……わかるよ、ばななさん……!」
という気持ちでいっぱいなのでした。
いや、ほんとそうなんです。
「家族になることになっていたから、家族になる」
という感じなんです。
「そうなっていたから、そうなるだけ」
ものすごく淡々と、そう思うのです。
そう……私、あまりにも「淡々としている」のです。
決して、
「私と彼は結婚する運命だったの~!」
という浮足立った感じでも、
「そう決まっていたんだから仕方ないでしょ……」
という諦めのにじんだ感じでもなく、
ただただ、もう、完全に、ひたすらにニュートラルなところから、
「はい、家族になりましょう。私たち“家族”として生まれてきたのだものね」
と……
そんな風に思っているのです。
あ、これ、決して占いとかでなにか吹きこまれたから、こんな風に思い込むようになったわけじゃないですよ!(笑)
本当に、実感としてそうなんです。
「実感」としか言えないのですが……。
なんだろな、ほんと、そこに自分の意志がどの程度あったのか? と問われると、
私、もうなにも言えなくなってしまうんです。
「自分が」なにを思ってなにをしたからこうなったなんて、
ひとつも言えることがないよなあ……と。
そんな風に思うのです。
冒頭で引用した竹内さんの本の続きには、このようにあります。
「今度結婚することになりました」という言い方には、たんに当事者不在の自己弁護だけをしているのではなく、結婚相手に出会うことをはじめ、その後のいろいろな幸不幸の出来事、あるいは人の手助けもふくめて、「みずから」では及ばないところでの働きも相俟って、やっと結婚という事態にいたったという、「みずから」を超えた働きへの感受性が表明されていると考えることができます。
(同著より)
うーん、まさに……。
“「みずから」では及ばないところでの働き”の連続で、
私と彼は、今日、夫婦になることになったのですね。
もう、ほんと、「それ」の連続で、今日この日の必然まで運ばれてきたのですね。
いままで出会った人、全員、そう、もれなく“全員”に、
「ありがとう」の気持ちでいっぱいです。
その中の誰一人が欠けても、本日の私たちの入籍には至らなかっただろう、と、
本気でそう感じるのです。
ありがとう。
“あなた”がいてくれたから、私たちは、本日、結婚することになりました。
「おのずから」と「みずから」のあわいから、
胸いっぱいの感謝を込めて。
「初心忘るべからず……」と、気を引き締めるために、
結婚初日のブログを再掲したのですが……
私、ぜんぜん、「初心」忘れてないわ(笑)。
まさに、ここに書いてある通りのことを、
結婚4年目のいまでも、毎日、思っています。
そんな自分がうれしいです。
広大なご縁の中で、私と夫が、いま、この瞬間、
こうして仲良く一緒にいるということ……。
ここに「ない」すべてがつながりあって、
私という人間に、こころからの感謝が湧いてきているということ……。
やっぱり、忘れたくないな。
これからも、毎年、結婚記念日には、
このブログを再掲することにしよう(笑)。
今日は二人でどこかのお寺にお参りしたいな。
お釈迦さまに甘茶をかけて、そのあと甘茶で乾杯したいな。
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